これらの疾患が脳や心臓といった生命に直結する器官に強い影響を及ぼすことが多く、命に別状はなくても、障害が残ってしまう場合もあるため注意が必要です。
今ではそうした重篤な疾患をお持ちの方は、昔と違って入院して手厚く治療を受けている場合がほとんどです。皮肉にも、そのために日常でそうした疾患を意識しない人が増えているように感じられます。
基本的な治療法は、生活習慣の改善しかありません。何か特定の食材を食べればよい、などといったものではなく、毎日の食生活や運動習慣を根本的に見直し、継続的に改善していく必要があります。これらの改善によって体調がどのように変化しているかを定期的に診ることで、「このままではどうなってしまうのか」、あるいは「このくらい改善すれば大丈夫」ということを一緒に考えていくことができればと思います。